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公開セミナー「ケベック文学の現在」@立教大学 [写真]

公開セミナー「ケベック文学の現在」@立教大学

1.ナタリー・ワテーヌ教授「アンヌ・エベールと女性のエクリチュール」
2.フランソワ・エベール名誉教授「到着の謎ー1980年以降のケベックの移民作家」
日時:2012年4月28日(土)16:30~18:20
場所:立教大学・池袋キャンパス・太刀川記念館3階・多目的ホール
主催:立教大学異文化コミュニケーション学部
共催:日本ケベック学会

小倉和子AJEQ副会長の紹介とナタリー・ワテーヌ・シェルブルック大学教授の講演
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小畑精和AJEQ会長の質問に答えるナタリー・ワテーヌ教授
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さらなる質疑応答で深まる議論
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セミナー後半のフランソワ・エべール・モントリオール大学名誉教授による講演
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立花英裕AJEQ副会長やその他の参加者による質問で盛り上がるセミナー
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報告:教育功労賞叙勲式@在日フランス大使館 [報告]

報告:教育功労賞叙勲式@在日フランス大使館(3/17)

Palmes académiques 教育功労賞叙勲式

財団法人日本私学教育研究所
専任研究員 山崎吉朗

 2012年2月24日に在日フランス大使館で叙勲式があり,Palmes académiques 教育功労賞を頂き,chevalierに叙せられました.Palmes académiquesは1808年にナポレオン皇帝によって創設された勲章です.最初はフランス教育省の功労者のみが対象でしたが,後にその枠が広がり,フランス以外の国も含め,フランス学術研究やフランス語教育に貢献した人たちに対する勲章となりました.在日フランス大使館文化部が推薦し,本国の教育省で審査,決定します.現在,日本では約110名の受勲者がいます.
 今回の叙勳式は公益財団法人フランス語教育振興協会の長谷川善一理事長と私の2名に対してで,まず同理事長,そして私の順番でした.Bertrand Fort参事官が功績について述べて叙勲があり,受勲者が返礼の挨拶をするという形です.
 同参事官からは中等教育に長く身を置いたことを高く評価して頂き,私が教鞭をとっていたカリタス女子中高の仏語・英語の2言語教育についても触れられました.シスター達が遠いケベックから極東の地に降りたって創設した学校の教育に対し,フランス政府が高く評価して下さったことを誇りに思います. 過去の受勲者には中等教育関係者はほとんどいません.その意味でもたいへん喜ばしく,中等教育に携わる教員への励みになります.私は中等教育の専任教員として1982年から2006年までの24年間,非常勤講師としては1980年から1982年及び2006年から2008年までの4年間,合わせて28年間,たくさんの生徒達を育ててきました.その結果の受勲であると考えています.
 叙勲式は50名の出席者で3年前に新しくなったフランス大使館で行われました.フランス語教育の関係者以上に,中等教育,英語教育,教育工学,教育学,そして実業界の方々にいらして頂きました.叙勲式を今後のフランス語教育発展の機会としたかったからです.本学会からは,ケベック州政府在日事務所の天野僖巳文化・教育担当官にご出席頂きました.式の後はカクテルパーティーとなり,champagneの乾杯の後,交流の輪が広がりました.
 最後に,私の今後の思いについて返礼の挨拶の中で述べたことばを引用しておきます.

 《Je n’arrive pas à exprimer parfaitement mes remerciements, mais je voudrais seulement vous promettre de continuer à faire des efforts afin de contribuer à la promotion de la relation dans mon domaine de travail entre la France et le Japon, surtout au niveau du secondaire et des TIC.》

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AJEQ研究会(2/24)「ケベックのフェミニスト活動家たちの歌」 [写真]

AJEQ研究会(2/24)「ケベックのフェミニスト活動家たちの歌」(2/25)

発表者:矢内琴江(早稲田大学大学院修士課程)
日時:2012年2月24日(金)16:30-18:00
場所:明治大学駿河台研究棟4階第2会議室

発表者を紹介する山出裕子理事(左)と発表者の矢内琴江さん
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発表内容の目次
はじめに
1.ケベックにおけるフェミニズムの運動と音楽
 ・ケベックのフェミニズム運動
 ・60、70年代のケベックにおける音楽の役割
 ・ケベックのフェミニズムとシャンソン・ケベコワーズの今
2.ケベックのフェミニストたちの歌(70年代~2000年代)
 ・70年代のフェミニストたちの歌の礼
 ・2000年以降のフェミニスト活動家たちの歌(Les amère Noëlles, Les voies féministes)
 ・多様化(Mémés Déchaînées, Genr'Radical)
3.グループDissidenceの例
 ・グループDissidenceについて
 ・アルバムLe cri de l'oppriméについて
 ・エンパワーメントの可能性
結語
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研究会の様子と発表者によるビデオのプレゼン(Les amères Noëlles, Les voies féministes)
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フェミニストによるカナダ国歌(O Canada)の替え歌の歌詞
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参考
Les amères Noëlles: http://2001.reseauforum.org/node/5097
カナダ国家の歌詞:http://en.wikipedia.org/wiki/O_Canada

フィル・ウッド氏講演「インターカルチュラル・シティ」(1/20)@青山学院大学 [報告]

「インターカルチュラル・シティ---文化の多様性を活かす都市政策の実践---」(1/21)
青山学院大学国際交流共同研究センター講演会

講師:フィル・ウッド氏
日時:2012年1月20日(金)14:00-16:00
場所:青山学院大学・総研ビル3階第11会議室
主催:青山学院大学国際交流共同研究センター

司会の飯笹佐代子博士(青山学院大学国際交流研究センター)
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英語で講演するフィル・ウッド氏
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「インターカルチャリズム」の先駆的な提唱者であるフィル・ウッド氏は「インターカルチュラル・シティ」のテーマを取り上げ、都市の発展において多様な人々の交流が生み出す利益について講演を行った。

ウッド氏は、多様性を脅威としてではなくチャンスとして捉えるような意識改革の重要性を強調するとともに、ヨーロッパでこれまで取られてきた移民のための都市政策、具体的にはイギリスの「ゲストワーカー政策」、フランスの「同化都市政策」、北欧諸国の「多文化都市(マルチカルチュラル・シティ)政策」などを批判的に取り上げた。そのような移民を含む多様な人々の交流を阻害する政策を取るのではなく、都市は「インターカルチュラル・シティ」のアプローチを取るべきで、多様な人々が交流するための目的や誘因を与え、また交流の場所、制度、支援者、手段も提供する必要がある。つまり、都市は静的な機械ではなく、動的なエコシステムとしてみなされるべきで、多様な人々の交流の優位性を達成するためには、対立を抑制するのではなく明らかにしてマネージすることが望ましいというのがウッド氏の主張であった。

最後に、日本のインターカルチャリズムについての印象として、多くの日本の都市において外国人を含む多様な人々を受け入れることを阻む障害や恐怖感があることを指摘した。しかしその一方でウッド氏は、日本では多様性から生じる対立をうまく処理し、逆に多様な交流の優位性を生み出す能力をもつ都市の行政担当者や地域のリーダーたちが多くいるようであると述べ、外国人を含むすべての住民の子供たちに公的な教育を保証する宣言を行った浜松市の例を取り上げた。

講演でも質疑応答でもウッド氏が示したインターカルチャリズムに対する常にポジティブで楽観的な見方は、非常に印象的で説得力のあるものであった。それはグローバル化した世界における都市生活の将来についての希望を参加者に与えたといえよう。
(英語版):
http://japanquebec.blog76.fc2.com/blog-entry-79.html

参考:
フィル・ウッド氏のホームページ
http://philwood.eu/
フィル・ウッド氏の著書「インターカルチュラル・シティ」:
http://philwood.eu/#/books-for-sale/4538051660

(文責:宮尾尊弘)

「現代のケベック」講座(1/17):宮尾尊弘筑波大学名誉教授 [報告]

「現代のケベック」講座(1/17):宮尾尊弘筑波大学名誉教授 (1/18)

講師:宮尾尊弘筑波大学名誉教授
題目:「ケベックから日本が学ぶもの」
日時:2012年1月17日(火)13:00-14:30
場所:明治大学リバティタワー1143教室
コーディネーター:小畑精和(AJEQ会長、明治大学教授)

コーディネーターの小畑教授と講演者の宮尾講師
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学生へのアンケートの結果に基づいて講義する宮尾講師
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(報告)
 宮尾尊弘講師(筑波大名誉教授、AJEQ会員)による講義は、冒頭受講生にアンケートを配布し、政治、経済、技術、外交、社会、文化、言語およびその他という8ジャンルに分けて、日本が最も参考として学べる分野は何か、またそう思う理由を書かせて集計したのちに、ジャンル別にケベックと日本の状況について比較定性分析を試みるという、類を見ない優れた手法によるもので、本講座シリーズの最後を飾るのに相応しい講義であった。以下要点を挙げる。

 1 先ず政治経済の分野では、日本が「失われた10年」を経験して沈滞感低迷感に覆われている一方、ケベックは21世紀に入ってからの実質成長率が13.4%(日本は3.0%)と急伸しており、NAFTAを追い風に先端産業を中心に活力に溢れた発展を見せている。その上で、今後25年にわたる壮大な北部開発プロジェクトを始動させた。そうした急成長を支えるジャン・シャレ首相率いる州政府のリーダーシップ、例えば環境税の創設、育児休暇制度の拡充、閣僚数の男女同数実現などに見られるイニシアティブも、低迷する日本の政治状況とは対照的に見える。
 2 先端産業についても、映画アバター』の3Dの部分がモントリオールで制作されたようにマルティメディアをはじめ、宇宙航空、バイオ、ディジタル・デヴァイス面などで雄飛しており、日本が大企業中心の技術囲い込みないしガラパゴス化している現状に比して目を見張るものがある。対外関係では州独自の海外広報戦略に示されるような積極的な経済・文化外交が光っており、TPP一つ見ても意見集約不十分な日本から見ても学ぶところが大きい。
 3 文化社会面についても、カナダ連邦政府が「マルチカルチャリズム」を掲げているのに対し、ケベックでは「インターカルチャリズム」という言い方をしており、一線を画している。その意味は自己の文化を守り尊び重視することが基本となり、他文化への配慮も怠らないという生き方であり、違いを超えて共に生きるという考え方である。この点も、今後日本にとって大いに参考になるであろう。

 宮尾講師は、ケベック市制400周年記念祭やモントリオール国際ジャズフェスティバルに参加された時の印象などを語り、優れた企画の中にも自由で参加者の個性を活かした文化の祭典を活写され、コスモポリタンな雰囲気の中で独自の文化の維持発展に取り組むケベック社会の先進性を強調されたが、それはとりもなおさず閉塞感に覆われた沈滞日本の現状を深く憂えるメッセージに他ならないと受け取れた。   
(文責 池内 光久)

「現代のケベック」講座:沼田貞昭元駐加日本大使(12/13@明治大学) [報告]

「現代のケベック」講座(12/13):沼田貞昭元駐加日本大使・鹿島建設顧問 (12/13)

講師:沼田貞昭元駐加日本大使・鹿島建設顧問
題目:「外交官の目から見たカナダとケベック」
日時:2011年12月13日(火)13:00-14:30
場所:明治大学リバティタワー1143教室
コーディネーター:小畑精和(AJEQ会長、明治大学教授)

コーディネーターの小畑教授と講演者の沼田大使、駐加大使としての経験談を交えた講演
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カナダでのフランス語の先生より伝授されたケベックの曲を弾き語りで披露する沼田大使
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小畑教授と池内講師によるカナダ・ケベックと仏・英・米との比較や関係についての質問
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(報告)
 まず、沼田大使はカナダとケベックの特徴を概観した後、カナダが政府の効率性、経済発展、環境面などで国際的に非常に評判が高い国であることを強調。その上で、カナダのアイデンティティが、「サバイバル」つまり「生き残り」であることを指摘。それは美しいが冬は厳しい自然を生き延びてより強くなる「頑張り」を意味しているとの解釈を示した。
 またケベックについては、カナダが様々な国からの移民で成り立つ「サラダボウル」ないし「モザイク」の社会と言われるのに対して、ケベックは「マルチ・カルチャリズム」をさらに発展させ、多様な文化を融合した「インター・カルチャリズム」を達成したことが特徴で、それは香港系やハイチ系のケベック人が総督になるという人事により象徴されているとのこと。
 さらに、政治面での連邦とケベック州との関係、およびケベックの国際・外交関係について詳しい説明があり、また文化面でのケベックの感受性の強さについて、日本の伝統文化である華道や茶道についてカナダ人の中でもケベック人が特に興味を示す傾向があることも指摘された。
 その上で、沼田大使は駐加日本大使の時代に、吟遊詩人のシンガーソングライターだったフランス語の先生から習ったというケベックの歌「小さな幸せ君」を、ギターの弾き語りで披露。参加学生の拍手喝采を浴びた。
 質疑応答では、カナダ・ケベックとフランスとの比較、英語圏との違い、またカナダが英国から独立していないように見えることなどの疑問が出され、興味深い討論となった。
 駐加日本大使として、カナダやケベックの人々や文化や自然と接した体験談に基づいた沼田大使の興味深い講演と弾き語りのパフォーマンスに参加者たちはすっかり魅了されたようであった。
(文責:宮尾尊弘)

「現代のケベック」講座:クロード=イヴ・シャロン代表(12/6@明治大学) [報告]

「現代のケベック」講座(12/6):クロード=イヴ・シャロン・ケベック州政府在日事務所代表 (12/6)

講師:クロード=イヴ・シャロン・ケベック州政府在日事務所代表
題目:「Le Plan Nord: ケベック北部開発について」
日時:2011年12月6日(火)13:00-14:30
場所:明治大学リバティタワー1143教室
コーディネーター・通訳:小畑精和(AJEQ会長、明治大学教授)

コーディネーターの小畑教授と講演者のシャロン代表、フランス語で講演するシャロン代表
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活発な質疑応答、池内講師による質問とコメント、および学生による質問
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(報告)
 まず、シャロン氏はケベック北部の景色や自然、またそこに住む先住民族(ファースト・ネーション)の生活などをスライドの写真を使って詳しく説明し、現代的な課題として、レアアースのような貴重な資源の存在と先住民族の間での生活上の問題点を指摘した。
 その上で、これから25年という長期にわたって行われるケベック北部開発(Plan Nord)のプロジェクトについて詳しく解説し、それがエネルギーや資源の開発を目指すとともに、先住民族の生活向上と環境の保護を同時に達成するような投資を行い、ケベック州内の南北問題を解消することが目的であると主張。さらにこのプロジェクトを推進するための国際協力にも言及し、日本もレアアース獲得のために積極的な協力と投資を行うという見通しを示した。
 講義の後に活発な質疑応答が行われ、その中で池内光久多摩大学大学院特別特別講師が、この北部開発プロジェクトは、ケベックにとっての「第二の静かな革命」になる可能性があるのではないかという指摘があった。それに対して、シャロン氏は、このプロジェクトの主要な柱としてケベック北部の開発とともに教育という側面があるので、文字通り「第二の静かな革命」になり得るという見解を示した。
 学生たちからも色々な質問が出て、シャロン代表と活発なやりとりが行われ、ケベックの理解が大いに深まった講義であった。
(文責:宮尾尊弘)

「現代のケベック」講座:池内光久講師(11/29@明治大学) [報告]

「現代のケベック」講座(11/29):池内光久多摩大学大学院特別講師(12/6)

講師:池内光久多摩大学大学院特別特別講師
題目:「ケベックの産業経済」
日時:2011年11月29日(火)13:00-14:30
場所:明治大学リバティタワー1143教室
コーディネーター:小畑精和(AJEQ会長、明治大学教授)

コーディネーターの小畑教授と講演者の池内講師、ケベックの首相の名前を紹介する池内講師
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(報告)
 まず、池内氏はケベックの現代史も含めた州の概要について説明し、特にケベック州の経済に関する様々な特徴や指標を提示した上で、大企業の代表として電力会社のハイドロ・ケベックや航空機や車両の生産で有名なボンバルディアなどを取り上げた。
 また、ケベックの主要先端産業として情報、健康関連、医薬品などの分野に言及するとともに、ケベック州南部のいくつかの都市がこのところ産業を発展させ輸出を増加させているという「サクセスストーリー」を紹介した。
 さらに、ケベックと日本との経済関係について説明した後に、まとめとしてケベックの強みと弱み、好機と脅威についての分析を示した。強みとしては、フランコフォン文化、豊富な資源、貿易の伸展などがあり、弱みとしては、人口減少や地域格差などがあることが指摘された。
 1時間少々という短い間に、ケベックの歴史、地理、人口、経済、産業、開発などを網羅して説明した上に、州の強みと弱みを対比させ、さらに今後の展望まで示した池内氏の講演は流石であり、ケベックを学ぶ者にとって実に有益な内容であった。
(文責:宮尾尊弘)
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「現代のケベック」講座:小松祐子筑波大学准教授(11/8@明治大学) [報告]

現代のケベック」講座(11/8):小松祐子筑波大学准教授(12/5)

講師:小松祐子筑波大学准教授
題目:「ケベックのフランス語
日時:2011年11月8日(火)13:00-14:30
場所:明治大学リバティタワー1143教室
コーディネーター:小畑精和(AJEQ会長、明治大学教授)
報告
 去る11月8日(火)明治大学における一般公開講座において、AJEQ理事・小松祐子筑波大学准教授による掲題の講義があった。コーディネーターの小畑教授の解説とともに、たいへん興味深く内容の濃い講義であったので、その一端を報告する。
 冒頭セリーヌ・ディオンの「語り」が動画で写されて彼女のケベック・フランス語(以下ケベコワ)の特徴がダイナミックに示され、次いでフランス人によるケベックの開拓史が説かれ、フランスでは「ジュワル」として蔑視されたケベコワも先人の努力が結実して、連邦「公用語法(1969)」や「ケベック・フランス語憲章(1977)」の成立をみることとなった史実が示された。
 次いで、発音や綴りや会話の言い回しなどのケベコワ特有の幾つかの特徴が示されたが、ケベックに居なければ判らないような用語(poudrerie[f] 雪煙、motoneige[f] スノーモビル、dépanneur[m] コンビニ)が紹介された。
 次にケベック特有の現象の一つにカトリック用語から転用された軽蔑語が散見されることが言及された。例えばcalice[m](聖杯)、tabernacle[m](聖櫃)などが、相手を貶す言葉として使用されるという説明に受講生は驚いた。最後に、社会への女性の進出に伴い職業名・職階名をフランスに先駆けて改良していること(例:Madame le président (仏)→Madame la présidente (ケベック))、またITの分野でケベックがフランスをリードしていること(例、メール→courrier[m]、ソフトウエア→logiciel[m]、クリックする→cliquer)などの解説がなされ、ケベック文化の正統性と先進性が浮き彫りにされるという、他では滅多に聴けない講話に、会場は知的興奮に包まれたのであった。
(文責 池内光久)

ジャン=ルイ・ロワ氏講演会(12/2 @明治大学和泉校舎) [報告]

Jean-Louis Roy氏講演会(12/2 @明治大学)小畑精和会長の報告(12/4)

明治大学大学院特別講義ジャン=ルイ・ロワ氏の講演。
講師:Jean-Louis Roy
    (フランコフォニー国際機関第二代目事務総長・元ケベック州政府在仏事務所代表)
題目:「グローバル化世界におけるフランコフォニーの挑戦」(フランス語・通訳あり)
日時:2011年12月2日(金)16:20-17:50
場所:明治大学和泉校舎リエゾン棟L1教室
司会:瀬藤澄彦(AJEQ会員、帝京大学教授)
コーディネーター:小畑精和(AJEQ会長、明治大学教授)

 12月2日(金)に明治大学和泉校舎で、元フランコフォニー国際機関(OIF)事務総長のJean-Louis Roy氏の講演会が開かれた。
 この講演会は瀬藤澄彦AJEQ会員(帝京大学経済学部教授、元JETROモントリオール事務所長)の尽力によって実現したもので、同会員が司会と解説役を務めた。AJEQからは小松祐子理事、鳥羽美鈴会員、仲村愛会員と小畑が参加した。
 グローバリゼーションの中でフランコフォニー国際機関が果たす役割と今後の世界の展望について興味深い講演であった。30名ほどの学生を交え、講演後活発な質疑応答が交わされ、有意義な会であった。
(文責 小畑精和)

写真は、Jean-Louis Roy氏(左)と瀬藤澄彦氏(右)
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(写真は小畑会長提供)
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